ベートーベン♪ 月光ソナタ
横浜市都筑区北山田の小さなピアノ教室、ドルチェピアノ教室です
教室へは中学生以上の生徒さんも勉強やクラブ活動などで忙しいなか、レッスンに通われています。
先日は学生の生徒さんの中で最年長、大学生のA君のレッスンでした。
Aくんは受験生のときもほとんど休むことなくレッスンに通い続けられ、現在は大学で立派に学業に励みながら大レッスンでは大曲に取り組まれています
先日は月光の3楽章を弾かれました。
ベートーベンは和声がはっきりしているので、より丁寧さが求められ、月光の3楽章は特に高いテクニックが必要になります。
長い曲なので、毎回スポットをあててレッスンしています。
先日はまず、最初の上行する切羽詰まった出だしの表現の仕方。
穏やで軽やかな2楽章のあと、驚くような3楽章の始まりをどう表現するか。
緊張感のある短調の分散和音が上りつめた後、決めの和音の2連打。
これが繰り替えされます。
楽譜には細かい強弱が書かれていませんが、当然ながら上行しているのでクレッシェンド
右手のメロディを8音づつのかたまりで、だんだん大きく、最後の和音はしっかりつかんでフォルティッシモ
きれいに粒を揃えて弾く方法、外せないのは分散和音を、和音で掴んで練習をして手のポジションをしっかり覚えさせることがまず一つ
あと、分散和音をひくとき、右手を右側に重みをかけるように少し傾けることを意識すると力が抜けて弾きやすくなります。
粒揃いが今一つの場合は、リズム練習もします。
難易度が高くなるとより、様々な練習が必要ですが必ず成果は出ます。
「あ~、(なるほど)」とうなずいてくれている様子が毎回うれしく思います。